起源(古代ローマ時代)
ラスクの原型は、ラテン語で「二度焼いたパン」を意味する「ビスコトゥス(biscotus)」と呼ばれていました。
古代ローマの兵士たちは、長期保存が可能で携帯に便利な食料として、この二度焼きパンを遠征に持参し、重宝していました。
水分を飛ばすことで保存性を高めた乾パンが、ラスクの始まりとされています。
中世ヨーロッパ
中世ヨーロッパにおいても、ラスクはその保存性の高さから広く普及しました。特に、航海が盛んになった時代には、船乗りたちの重要な食糧として利用されました。
船上では新鮮な食材を確保するのが難しいため、長期間保存できるラスクは非常に役立ったのです。
近代の発展(19世紀頃のフランス、ドイツ)
現在のラスクに近い形になったのは、19世紀頃のフランスです。フランスでは、余ったパンを無駄にしないために二度焼きしてラスクにする習慣がありました。
ドイツの「Brandt(ブランツ)社」が1912年に開業し、ラスクを製造したことで広く普及しました。
ドイツでは、胃腸の調子が悪い時や食欲がない時にも食べられる消化の良い食べ物として親しまれています。
日本への伝来と発展
日本にラスクが伝わったのは明治時代以降のことです。
当初はパンの余りを利用した簡素なお菓子という位置づけでしたが、
昭和時代に入り洋菓子店の増加とともにラスクも独自の進化を遂げました。
特に、バターや砂糖をたっぷり使った贅沢なラスクが登場し、一般家庭でも親しまれるようになりました。
贈答品としてのラスクが注目されるようになったのは、1990年代以降、特に山形の「シベール」が「ラスクのためにパンを焼く」という発想で高品質なラスクを開発し、進物型ラスクを誕生させたことが大きな転機となりました。
これにより、ラスクは残り物のパンから作られるお菓子というイメージから、高級感のある贈答用のお菓子へと変化していきました。
このように、ラスクは古代の保存食から、各国の文化を経て、現代の多様な味わいを持つお菓子へと進化してきた歴史があります。
ラスクを楽しむにはこちら
【ガトーフェスタハラダ】 ラスク
【シベール】ラスクプレミアムバター
【治一郎】ラスク・ビスコット 16枚入り

