サクサク、もちもち、そして甘い香りがたまらないチュロス。日本でもテーマパークやカフェで大人気のスイーツですが、もしそのルーツに、羊飼いの知恵や、はるか中国からの旅路が隠されているとしたら、あなたは驚きますか?
今回は、チュロスの真の故郷であるスペインへとタイムスリップし、その歴史と意外なルーツを探っていきましょう!
チュロスの発祥地は、やっぱり「スペイン」!
結論から言うと、現在私たちが知るチュロスの形は、間違いなくスペインで生まれ、発展しました。スペインの朝食やおやつの時間には、温かい濃厚なホットチョコレートにチュロスを浸して食べるのが定番です。
![チュロスはスペイン発祥って知ってた? 本場のチュロスを食べに行ってみた→定番はシナモンシュガーじゃないらしい…! | Pouch[ポーチ]](https://youpouch.com/wp-content/uploads/sites/4/2022/11/IMG_20211228_094929.jpg)
(写真:温かい濃厚なホットチョコレートにチュロスを浸している)
街角の「チュレリア(チュロス専門店)」からは、香ばしい揚げ油と甘い香りが漂い、多くの人々で賑わっています。
スペインのチュロスは、日本のテーマパークでよく見かけるものとは少し違うかもしれません。
-
形状: 細いものから太いもの、ストレートなもの、ねじれたもの、さらには輪っか状になったものまで様々です。
-
食べ方: 基本的に砂糖などはまぶさず、温かいチョコレートにディップして味わいます。このチョコレートがまた格別で、チュロスとの相性は抜群なんです!
チュロス誕生にまつわる二つの有力説
では、具体的にどのようにしてチュロスはスペインに誕生したのでしょうか? 実は、その起源にはいくつかの説があり、どれも興味深いものばかりです。
説1:スペインの羊飼いが生んだ「山の恵み」
最も有力な説の一つが、スペインの羊飼いが発案したというものです。
山の中で生活する羊飼いたちは、パンを焼くためのオーブンを持っていませんでした。そこで彼らは、手に入りやすい小麦粉と水、塩を混ぜて作った生地を、焚き火で熱した油で揚げて食べるようになりました。これがチュロスの原型と言われています。
彼らが飼っていた「チュラ」という種類の羊の角が、揚げたチュロスの形に似ていたことから、「チュロス」と名付けられたという説まであります。素朴ながらも、厳しい自然の中で生まれた知恵と工夫の産物だったのですね。
説2:中国から海を渡ってきた「揚げパン」がルーツ?
もう一つの興味深い説は、中国の揚げパン「油条(ヨウティヤオ)」がルーツになっているというものです。
16世紀初頭、ポルトガルの船乗りたちが中国(当時の明)に渡った際、現地で食べられていた油条に出会いました。この油条は、甘くなく、朝食などでお粥と一緒に食べられることが多い揚げパンです。
ポルトガル人がこの油条の製法を自国に持ち帰り、その後、甘いお菓子へとアレンジされてスペインに伝わった、という見方もあります。もしこの説が本当なら、チュロスは遠く離れたアジアの地とも繋がっていることになりますね。
発祥後、世界へと広がるチュロス
どちらの説が真実であれ、チュロスがスペインで独自の進化を遂げ、人々に愛される存在になったことは間違いありません。
その後、大航海時代を経てラテンアメリカ諸国へ、さらにアメリカを経由して日本へと、チュロスは海を越え、様々な国で独自の発展を遂げていきました。ラテンアメリカでは中に甘いフィリングを詰めたものが人気になったり、アメリカではシナモンシュガーをまぶすスタイルが主流になったりと、その多様性は広がり続けています。
日本でも、本格的な専門店が増える一方で、家庭で手軽に楽しめるよう工夫された商品も人気を集めています。例えば、冷凍のチュロスをオーブントースターで温めるだけで、いつでも気軽に熱々のチュロスが味わえるものも登場しているんですよ。
(
オーブントースターで手軽に焼ける冷凍チュロス の詳細を見る)
このような商品を使えば、忙しい朝でも、ちょっとしたおやつタイムにも、本格的なチュロスを手間なく楽しむことができますね。20cmのものが100本入りという大容量タイプもあるので、パーティーなどでみんなでシェアするのも良さそうです。
まとめ:チュロスは歴史を物語る味わい深いお菓子
今度チュロスを食べる機会があったら、ぜひその発祥の地に思いを馳せてみてください。羊飼いの知恵から生まれた素朴な揚げ菓子なのか、それとも遠い東洋の文化が海を渡って変化したものなのか…。
一口食べれば、まるでスペインの石畳の路地裏や、広大な牧草地の景色が目に浮かんでくるかもしれませんね。チュロスは単なるお菓子ではなく、その背景には人々の暮らしや歴史が詰まっているのです。 皆さんも、お気に入りのチュロスを見つけて、その深い歴史と共に味わってみてはいかがでしょうか?